2016年03月10日

「錯誤するよう伝える事と意図的に伝えない事」について

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今、期末試験真っ最中の生徒がいて、通常の授業が無くても塾に来て自習したり、時に質問してくれたりします。私達講師も授業の空いた時間にできる限り対応しています。

 

数学や物理、化学等、理系の科目は、「原理」を理解しなければなりませんから、何とか「納得」してくれるように説明をしますが、その一方で世界史などは、歴史の流れを大きくい掴んで、「覚える(暗記する?)」事が必要な科目ですね。

それでも、出来事だけが列記されている教科書は面白さが乏しいので笑、苦労する生徒も多く、そんな時は少しでも頭に入り易いように、その時の周辺情報や経緯を話したりしています。

 

そんな中、世界史の教科書にこういう記載を見つけました。

有名なフランスの「人権宣言(人間および市民の権利の宣言)」に関する記述です。

〜〜

「この宣言(人権宣言)は、すべての人間の自由・平等、主権在民、言論の自由、私有財産の不可侵など、近代市民社会の原理を主張するものであった。」

〜〜

これを読むと、何かこの時、フランスで人間の平等について画期的な宣言がなされたかのように読めます。

確かにそれまで王侯貴族など、一部の特権階級による封建的な支配から、一般民衆が解放されるという宣言として、当時は画期的なものだったかも知れません。

 

しかし、この時の「人間、市民」とは、今でいう人間、市民とは意味が違います。

この宣言で言われている「人間」とは、当時の市民権を持つ白人男性だけの事を指します。女性はこの権利の対象でなく、有色人種や奴隷に至っては、人ではないとされていました。

因みに、この宣言に女性を含むよう書き替えた冊子を配布した女性は処刑されています。

フランスで女性が参政権を得たのはそれから150年も経った1945年で、日本と同じ年です。

この事は大変重要なことです。この説明が無いと、この宣言の持つ意味を誤解しかねません。

 

この記載を読み、もしやと思って国際連盟の頁を見てみると、案の定「あるべき記載」がありませんでした。

それは「人種差別撤廃提案」です。

 

国際連盟は、第一次世界大戦後にできた国際機関で、当初日本は、常任理事国でした。

1919年、国際連盟委員会という国際会議の席で、大日本帝国代表の牧野伸顕は、「人種差別撤廃提案」をしています(ご存知でしたか?)。

世界から人種差別をなくすという内容を連盟の条文に盛り込もうと提案したのです。

当時、有色人種の国のほとんどが白人の国の植民地となって虐げられていました。

植民地における有色人種(アジア、アフリカ人)は、白人の奴隷として扱われ、人間とは思われていなかったのです。

この当時、有色人種で独立国だったのは、日本、中国、シャム(タイ)、エチオピアくらいでした。

今からホンの100年前まで、世界はそういうものであった事を、子供たちは知っておかなければなりません。

 

白人による植民地化の正当性の根拠は、「現地の住民(即ち有色人種)は、白人より人間として劣っているから、白人は彼らの国を植民地にして良い」というものです・・・そんな、まさかとお思いでしょうが、これは本当です・・・ですからこの「人種差別撤廃提案」は、植民地の根拠を失わせる事にもなります。

この国際会議に出席していた有色人種の国は大日本帝国だけですから、他国からの反対必至で、ある意味非常に危険なことでもありました。

それでも大日本帝国代表団は各国に粘り強く説得を続け、この件は、世界で大きな反響を呼んでいます。

人種差別に苦しむ団体から賛辞が送られてもいます。

 

代表の牧野は

「人種・宗教の怨恨が戦争の原因となっており、恒久平和を実現する為にはこの提案が必要である」

と訴えました。

これは、本当に素晴らしく、正に画期的な提案だと、私は思うのですが、皆さんはどうお思いになりますか?

 

結局はイギリス等からの強い反対にあい、この条文を盛り込むことはできませんでしたが、国際会議で、人種差別撤廃を明確に主張したのは、大日本帝国が世界で初めてなのです。

 

この事実は、当時の世界にあって、日本がどういう国だったかを知る為にも、子供たちは絶対に知っておくべき事だと思います。

 

このように、誤解を招く表記や、抜け落ちている歴史が、世界史でも日本史でも、それを何か面白味の無いものにしてしまっている気がします汗汗

 

〜〜前回のクイズの答え〜〜

 

以下、ウィキペディアからの引用です汗

 

ファーレンハイト度の支持者は、これはファーレンハイト度が利用者にとって親しみやすいからだと主張している。地球上の居住可能地域の大部分で気温変化は0 °Fから100 °Fの範囲に収まる。

·         10度台 - 厚い霜が降りる。即座に凍え死ぬ寒さ。

·         20度台 - 薄い霜が降りる。

·         30度台 - 寒い。氷点に近い。極寒。

·         40度台 - 寒い。厚い衣服が必要。

·         50度台 - 涼しい。適度な厚さの衣服で十分。運動には適温。

·         60度台 - 暖かい。薄手の衣服が必要。

·         70度台 - 適度に暑い。夏服が必要。

·         80度台 - 暑いが耐えられる。少なめの衣服。猛烈な暑気。

·         90度台 - とても暑い。過熱に対する予防措置が必要。

·         100度台〜 - 危険なほど暑い。生存には危険な酷暑。

またファーレンハイト度での人間の平熱が98.6度であることはよく知られていて、体温がカ氏100度以上になると治療が必要とされるなど、ファーレンハイト度は生活感覚に直結した温度目盛であると主張している。

別の例では、ファーレンハイト度の刻み(1ファーレンハイト度の違い)は人間の温度感覚に適合しているとも考えられる。例えば、日本産の自動車エアコンの設定温度は日本仕様では0.5 °C刻みが多いが、同じ車種でもアメリカ仕様は1ファーレンハイト度刻みで小数を使わない。

〜〜ココマデ

 

〜〜今回のクイズ〜〜

 

日本は、人種差別撤廃に関して、国際連盟では認められなかったものの、もう一度、ある国際会議で宣言しています。

 

さて、それは、どういう場での事でしょうか?

 

これが今回のクイズです。

 

(H.G)

 

posted by bunbu at 13:37 | Comment(0) | 文武塾より

2016年03月01日

「単位」について

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私達の塾では、外国に留学し、夏休み等長期の休みに帰国した時だけ通ってくれている生徒もいます。

留学中は、時々、スカイプ(コンピューターを介してのTV電話)で、質問に対応したりもしています。

そんなこともあって、英語で書かれた数学や物理の教科書も(何冊かですが)あります。

それを見ると、日本の教育方針とはだいぶ違うなという事は実感しますが、それよりも、単位に関しての違いが目を引きます。

 

殆どの国では、公式な場面(教育もそうです)で、SI単位系という世界共通の単位を使っています。

SI単位系とは、 International System of Units の事で、長さはm(メートル)、重さはs(キログラム)、時間はs(秒)で表すというものです(この他、電流A、熱力学温度K、物質量mol、光度cdが決められています)。

 

日本でも、温度こそ、℃というセルシウス温度表記で表し、K(ケルビン)は理科の式でしか使いませんが、長さはm、重さはs(時にgも使いますが)を当たり前に使っています。尺貫法の尺や貫は何か特別な場合や、慣例で使われているものでしかお目に掛かりませんね(花火の三尺玉とか)。

 

このSI単位を使って、毎秒10メートル(10 m/s)というように速さを表したりもします(組立単位と言います)。それを時速36キロメートル(36 q/h)と表すことは有りますが、メートルや秒を逸脱したものではありません。

 

〜〜〜

ところで少し脱線しますが、qのkは、1000という意味の略号(SI接頭辞)で「単位」ではありませんよね。

sのkと、qのkを別物と考えて「覚えるのが大変」と言う生徒がいて、その度に、お話をしています。

 

このSI接頭辞はこの他に、da(デカ)=10h(ヘクト)=100M(メガ)=1000,000、G(ギガ)=1,000,000,000、T(テラ)=1,000,000,000,000、小さい方では、d(デシ)=0.1、c(センチ)=0.01、m(ミリ)=0.001、μ(マイクロ)=0.000,001、n(ナノ)=0.000,000,001、p(ピコ)=0.000,000,000,001、等があります。(ですから、少し変ですが…いや、とても変ですが汗…100円を1h円(1ヘクト円)と言う言い方もできるという事ですね笑)

〜〜〜

 

このようにSI単位をベースとしていろいろな組立単位を作る事ができ、現在、多くの国がそれを標準的に使っています。

ですから普通は外国で長さや重さで困る事はない…と言いたいところですが、残念ながらそうもいきません(残念)。

何しろ、今でもmやs以外での表記が一般化している国が、なんと英国と米国なんですから(驚)。

これは、旅行などで行った方はよくご存じでしょう。

ヤードポンド法と言って、長さについてはメートルではなく、インチ(in)、フィート(ft)、ヤード(yd)、マイル(mi)、を使い、重さはオンス(oz)、パウンド(lb)等が使われます(沢山あります)。

 

実際、高校のテキストにも、「毎秒何マイル(mi/s)」をつかった問題が載っています。

(SI単位系を使ったものもありますので併用されているという事ですが、一般的に、道路標識などはヤードポンド法が使われています)。

 

長さについては、1インチ=2.54pです。

12インチで1フィート(フット)。3フィートで1ヤード。1,760ヤードで1マイルですから、これも少し戸惑いますね汗。

 

一方、重さについては、1オンス=28.35g、こちらは16オンスで1パウンドになります汗。

 

また、温度に関しては「カ氏度」表記ですね。日本で使われているセ氏度は、もともと、水の凍る温度(融点)を0℃、沸騰する温度(沸点)を100℃とし、その間を100等分したことでできたものです。

SI単位である絶対温度K(ケルビン)は、分子運動が無くなる温度(−273.15℃)を0 Kとしたもので、これだと、水の融点が273.15Kとなって使いずらい為、学術的なもの以外は普通使いません。

カ氏度は、水の融点を32°F、沸点を212°Fとしてその間を180等分したものです。

ここをよく認識しないで米国に旅行をすると、天気予報を見た時、「今日の最高気温は80°Fです」と言われて「ええっ!!」となるわけです笑(セ氏度では26.7℃です)

セ氏度との換算は:セ氏度=(カ氏度−32)×5/9 となります。

世界的にはセ氏度表記が標準ですが、英語圏では英国、米国等、まだカ氏度表記が残っているようです。

英語を勉強する際、これらの単位についてもしっかり学習しておいた方がよさそうですね汗

 

〜前回のクイズの答え〜

 

放射性物質を含んだ水が、海に流れ出ないよう「水ガラス」という、液体状態のガラス(?)…ケイ酸ナトリウム水溶液…を周辺に流し込みました。

 

「水ガラス」と言われるものは、水飴状で強い粘性を持っていますが、それでも水溶液で流れます。

これに、強酸を加えることで、カチンコチンに固まったりもします。

 

私個人的には、小学生の時に水ガラスの実験をし(当時は、わりと自由に生徒の思いつく事を勝手にやらせてくれました汗)、ビーカーの中で水ガラスを固まらせたまでは良かったのですが、これが、その後、どうにもならないくらいがっちり固まってビーカーにくっついてしまって(ビーカーと一体化したみたいでした)、ビーカーを1個ダメにした思い出があります汗、

 

〜今回のクイズ〜

 

今回は単位の話でしたが、温度に関しては、上に書いたように、セ氏度の方がシンプル(100等分)で、合理的(絶対温度Kと1目盛の幅が同じです)な感じがするにも関わらず、依然としてカ氏度が残っているのには、カ氏度なりの良さがあるからだと考えられます。

 

もともと、水の融点を32°Fにした事や180分割した事など、ある意図をもって作られているようです。

さて、このカ氏度表記の利点(とされている事)とは何でしょうか?

 

これが今回のクイズです。

(H.G)

 

 

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posted by bunbu at 12:21 | Comment(0) | 文武塾より

2016年02月23日

「流れ落ちる窓ガラス」について

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最近ある生徒が、少し誇らしげな表情でこんなことを言ってきました。

「アスファルトもガラスも、とっても粘度の高い液体なんだよ。知ってる?」

なんでも今、物質の三態について学習しているようで、学校の先生から教えてもらったとの事でした。

 

液体と固体の違いに関しては、深く突っ込むと難しい議論になりますが、ザックリ言うと、分子が動ける状態が液体、動けない状態が固体です。

 

この事から考えると、確かにアスファルトはその通りで、石油由来のアスファルトはどっちと言われれば液体というべきです。液体ですが、粘度が高くものすごいドロドロで殆ど流動性が無いものです。

 

〜〜ところでウィキペディアによると、天然アスファルトは大昔からあり、旧約聖書の中に「バベルの塔の建設に使われた」という記述があるそうです(驚)。日本でも、縄文時代に土器などの補修に使われていたそうですから、人類には古くから馴染の深いものなんですね。〜〜

 

では、ガラスは?

というか、「ガラスが固体か液体か」という議論があること自体ご存知でしたか?笑

 

実はこの問題、古くから議論されている事なんです。

「えっ?! だってガラスは堅いし、流れないから固体に決まってるじゃん」

そうですね。確かにガラスはコンコンと叩けるし、ガチャンと割れたりもします。前述の(とてもアバウトな笑)定義で言うと、分子は動けない筈…(?)。

ところが、この「動けない状態」、普通は、分子が規則正しく並んでいるんですが(結晶)、ガラスはそれが無いんです。バラバラなんです(微結晶があるという説もあります)。

これは、あたかも液体の分子状態をパチリと写真に撮ったモノのようです。ですから、例えばアスファルトの粘度をメチャクチャに高くして、もう、カチンコチンにしたものと考えることもできるわけです。

 

「えっ?! じゃあ、傾けていると重力で下の方に流れるの? ガラスがぁ?」

実際、何千年かすると、窓ガラスの上の方と下の方で厚みが変わる…というのは考えられないわけでもないという話です(ええっ!驚)。ただ、これは検証されてはいません汗

 

それにしても、カチンコチンなのに液体って…普通の感覚とはだいぶ違ってしまいますね。

 

実は、結晶構造を持たない状態(非結晶)で固体とされているものも、ある事は有るんです。

それを「アモルファス」と言います。

例えば、真空中で金属を熱して蒸発させ、その金属の気体中に何かを置くと、そこに金属がくっついてピカピカの状態になります(これを真空蒸着といい、鏡などがこれで作られます)。

この時、その金属はアモルファスの状態です。そしてこれは固体とされています。

但しこの場合は、結晶を作る時間が足りなくて、途中で固まってしまったようなものなので、基本的には熱すると結晶になります(最近は熱しても結晶化しない新材料も開発されています)。

 

一方、ガラスは熱するとある温度で融けて(?)、液体のようになり、ガラス職人さんが見事な形を作り、冷えるとカチンコチンで、ガチャンと割れるものになります。このあたりが少し違いますね。

(因みに、このガラスがドロドロになる温度は、固体が液体になる温度を言う「融点」とは言わず、「ガラス転移点」と言います)

 

そんな中、京都大学とブリストル大学の研究チームが、コンピュータシミュレーションと情報理論によって解析した結果として、次のような発表をしました。

「ガラスは、固体の状態と液体の状態が混在しているものの、固体のところでは、分子がある特定の幾何学的構造(正20面体)に組織化されていることを発見しました。この結果はガラスが確かに固体であることを示す有力な証拠となります。

結局、ガラスは固体か…。

但しこれは、あくまでもシミュレーションです。実際のガラスで実験できるかが今後の課題とも結んでいます。

 

…まぁ、固体だろうと液体だろうと、そんなのどっちでもいいと言えばそれまでですが(笑)、学習していく姿勢として、最近特に顕著な、「テストに出るところだけ教えて」とか、「つまりどっちなの」といった、『単なる結論だけを聞き、それをただ覚えたがる雰囲気』を払拭する為に、たまにはこんなことを「あーでもない、こーでもない」と一緒に考え、その中で周辺知識を増やしてもらったり、学んだ事がどんな風に役立つのか実感してもらったりする事も、大切な時間だと私達は考えています。

 

 

〜前回のクイズの答え〜

 

日本におけるハイパーインフレ

これは、太平洋戦争敗戦後に起きました。この時、物価は8年間で300倍になっています。

 

その原因はもちろん多くの要因がその対策と共に複雑に絡んでいますが、戦時下にあって大日本帝国政府の借り入れが、国家財政の9倍もあった事(それだけお金が増えている)と戦後のモノ不足、更に、復興の為の大量の資金投資等が、これを起こした主な原因とされています。

 

 

〜今回のクイズ〜

 

今回はガラスについて取り上げましたが、ガラスは、東北大震災で破損してしまった福島第1原子力発電所から漏れ出た放射能汚染水が太平洋に流れ込む事を防ぐことにも使われました。

 

さて、それは、どのようにして使われたのでしょうか?

 

これが今回のクイズです。

H.G

 

 

 

posted by bunbu at 16:10 | Comment(0) | 文武塾より

2016年02月15日

「主語と述語」について

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今の時期、受験生は入試本番、在校生は学期末試験直前ということで、塾はどこでも賑やかになります。

皆の健闘を祈りつつ毎日学習しています。

 

ある塾生の高校では、政治経済のテスト範囲が「国民の経済について」です。

 

高校の学習内容が、(私の立場で言うのは多少憚られますが汗)工学関連以外の職業のどの場面で使うのか考えてしまうような数学の微分積分や、そこまで知ってどうするというくらい細かい地理歴史、ネイティブも知らないレベルの英文法等、誰もが勉強するのに、実社会では学んだことの恩恵(?)をなかなか感じる事が出来ないものがある中で、政治経済は、バッチリ実生活に密着したものですね。ニュースの言葉が分かるようになり、解説者の話も見えてきます。

日本の社会・経済について高校生なりの考えを持てるようにもなる…筈です汗

 

そんな中、

「今、国の借金は膨大で、このままでいると国が破綻してしまうんでしょ?先生たちのツケを僕たちに回さないで下さい!!(怒)」と言う生徒がいました。

 

オイオイ、自分の意見をもつのは立派ではあるけれど(いや、これはTVの受け売りでしょう笑)、もう少しちゃんと「国語」を勉強した方が良いですね…。

 

まず、文章は主語と述語が曖昧ではいけません笑

 

この文の主語述語(目的語)を整理しましょう笑。

「国の借金」とは「誰」が、「誰」にしている借金なのでしょうか?

 

ここで言う「国の借金」とは、政府が発行した国債の発行残高及びその利息ですね。日本国債は殆どが年金や貯金、保険等、資産の運用と言う形で日本国内に保有されています。年金を社会保険料として払っているのも、国債を買う銀行にお金を預けているのも、保険会社に保険料を払っているのも私達国民ですから、国民が政府に「また貸し」しているわけです。

つまり、「国の借金」とは、「政府」が、「日本国民」にしている(殆どを)借金です。

国民は「貸主」です。

何か、政府の借金を国民の借金のように言うのは国語的におかしな(誤解を招く)表現です。

 

次に、財政破綻の意味もちゃんと調べましょう笑。

 

財政破綻とは、「一般に、国債などの債権デフォルトが確定する時点をいう。」(はてなキーワードより)

???ちょっと分かり難いですね汗 簡単に言うと政府が国債の形で発行した借用証書の期限が来ても借金を返す事が出来ない状態です。

例えば、最近ではギリシャが危なかったわけですが、この時はユーロを借りる為に発行した「ユーロ建て」の国債を返す為のユーロがギリシャ国内になかった為、返済ができない状態に陥ったという事です。

 

では日本国債は…?日本国債は「円建て」です。そして、円の発行は日銀がします。(はっ?!…)

つまり日銀がお金を刷れば、いくらでも円は作る事ができます(極端な話ですが)。

円を作って返せば良いわけです(実際は国債を買い取ることです)から、返せないという意味が不明です。

「自国通貨建て」の国債ではデフォルト(返済できない事)は起きないのです(無政府状態に陥るような事が無ければ)。

実際、国債の利息はこれまで一回も政府から「お金として」返された事はなく、国債利息支払い分は毎年ソックリ日銀から借り続けています。

ギリシャの場合は、ユーロを自国で作る事ができない為に、デフォルトしかけたわけですね。

 

(日銀が国債を買うと、出回るお金が急増しハイパーインフレになるという議論がありましたが、このところ実際日銀は国債を買いまくっていて、その結果を見ても分かるようにハイパーどころか、インフレ率は0%です。この議論は雲散霧消してしまいました。需要が無ければインフレにならないという経済の基本ですね笑)

 

次に「ツケを回す」ですが…

以前にも書きましたが、現在の通貨は信用創造によって作られています。この仕組みでは、お金は発行し続けなければなりません。お金を発行するとは、借金が増える事と一緒です。その借金分の裏返しが国民の資産になっているのですから。

もし政府の「ツケ」が無くなったら、それと同時に資産も無くなるという事です。

 

曖昧さをなくし、きちんと整理して物事を考えられるよう、これからも意識して学習指導していかなければいけないなと、改めて思った次第です汗

 

 

〜前回のクイズの答え〜

 

秦の始皇帝に頼まれて(?)日本に来たのは、「徐福」という人です。

 

不老不死の薬が日本にあるからと始皇帝に話し、男女3000人を連れて日本に来たと、史記に記述があるそうです。

しかし、結局、日本に来たきり、中国にもどることはなかったそうです汗

 

 

〜今回のクイズ〜

 

今回、日銀が国債を買い取っても、ハイパーインフレは起きていない事を話しましたが、日本でも、過去には、ハイパーインフレが起こった事があります。

 

ハイパーインフレとは、物価上昇率が10000%にもなるようなものですが、日本のそれは、いつ、どんな状況で起こったのでしょうか?

 

これが今回のクイズです。

 

H.G

 

posted by bunbu at 15:19 | Comment(0) | 文武塾より

2016年02月10日

「古事記と日本書紀の不思議」について

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中学の国語、高校の古文では、「竹取物語」が扱われます。

これは、とても有名な物語ですから、殆ど人はその大まかな内容はご存じでしょう。

 

竹から生まれた美しい「かぐや姫」は、いろいろな男性から求婚されるもことごとく断り、遂には帝の求婚さえも断って、最後には月に帰ってしまうお話ですね(簡単にまとめすぎでした。ゴメンナサイ汗)。

 

その最後のくだり「富士山の煙」に、こんな一節があります。

月へ帰ってしまったかぐや姫を想って帝がたずねるシーンです。

 

〜〜〜〜

 

「いづれの山か天に近き」

と問はせ給ふに、ある人奏す、

「駿河の国にあるなる山なむ、この都も近く、天も近く侍る」

 

〜〜〜〜

 

現代語訳をすると、

 

「どの山が天に近いか」

と(帝が)ご質問なさると、ある人が申し上げる。

「駿河の国にあるという山が、この都も近く、天にも近こうございます」

 

という感じでしょうか。なんとも切ないですね・・泪

 

でも、あれ?駿河の国の山、一番高い山ってもちろん富士山ですよね?

富士山って都から近かったですか??

 

日本最古の物語ですから、この頃の都って京都か奈良ですよね。

京都や奈良から富士山まではだいたい260q〜270qありますよ。

これを近いと言うかなぁ

 

…帝をお慰めする気持ちでそう言ったのかも知れませんね・・。

 

富士山は、大昔から日本最大の霊山として信仰の対象にもなっているほどですから、当時のエリートたちは皆知っている山だったのでしょう、万葉集や古今、新古今和歌集にも、詠われています。

実際とても美しい山ですよね。

 

と・こ・ろ・が・・・です

 

なんと、日本の正史である「古事記」「日本書紀」には、一切富士山の事は出てこないのです(!!

(ご存知でしたか?)

何としたことでしょう。これはとても不思議…と言うより変ですね。

 

そこで、インターネットで少し調べてみました。

すると、古史古伝に「宮下文書」と言うものがあり、それには、富士山近くに王朝があったという事が示唆されているそうです(驚)。

 

竹取物語が富士山近くにあった王朝の話なら、確かに「都も近く」というくだりは至極納得できます。

 

では何故、「古事記」「日本書紀」に記載がないか?

これは、何らかの理由で、当時栄えていたこの「富士の王朝」の存在を隠すためでは・・・?

という事を言っている研究者もいるようです。

 

謎は深まるばかりで、真相は全く分かりませんが、何かとてもワクワクする話ですね。

 

さて、こんな事を考えて、「竹取物語」を読むと、また一味違って味わえるかも知れません笑

 

〜前回のクイズの答え〜

 

答えは、「ヒートアイランド現象」です。

 

ヒートアイランド現象とは、

 

1.緑地や水面の減少

2.アスファルトやコンクリートに覆われた地面の増大

3.自動車や建物などから出される熱(排熱)の増大

4.ビルの密集による風通しの悪化

                    

によって、気温が上がる現象で、都市部特有のものです。

東京はこの100年間で、気温が3℃上昇したそうです。

(東京都環境局)

 

 

 

〜今回のクイズ〜

 

かぐや姫は、帝に不老不死の薬を渡します。

 

実は、始皇帝の命を受け、中国から日本に、不老不死の薬を探しに来た人がいる・・・という伝説?歴史?があります。

 

さて、中国からこの薬を探しに2回もやってきた人とは誰でしょうか?

 

これが今回のクイズです。

 

H.G

 

posted by bunbu at 15:45 | Comment(0) | 文武塾より