2016年06月23日

「全て太陽のせいかもしれません・・・。」

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梅雨に入り、じめじめした季節になりました。

このブログを書いている今も、しとしとと雨が降っていて、「不快指数」が高そうです。

 

中学校理科では、雲ができるプロセスを学習します。

雲というのは、大気上空の水蒸気(気体)が冷えて、水の粒(液体)に戻ったものです。

(気体が液体に変わる状態変化を「凝結(ぎょうけつ)」と言います)

部屋に、氷水を入れたコップを置いておくと、コップの近くの空気(に含まれる水蒸気)が冷やされて、コップが曇りますね(今の季節は、水でビショビショになります汗)。

この現象が空で起こっているのです。

 

ただ、気体である水蒸気は、水分子がバラバラになっていますから、これが集まって水の粒になる(凝結する)為には、集まりの中心となる「核(凝結核)」が必要です。

 

この「核」になるものはエアロゾルといわれ、大気上空に多数存在する、極小の塵や海水、火山灰などです(高校地学では言及されます)。

その「核」を中心に水蒸気が凝結して水の粒となり雲ができるのです。

 

さて、その雲の「核」のでき方には、「宇宙線(銀河宇宙線)」が関係しているという学説があります。

 

「宇宙線」とは、太陽系外の宇宙から地球に降り注いでいる、非常に高いエネルギーを持った粒子です。

その一部は、地球の大気の分子とぶつかって次々と新たな粒子を生みだしたり(空気シャワーといいます)、そのまま人の体も含めて地球を通過していってしまうものも有ります。

 

その宇宙線が大気中の分子やエアロゾルにぶつかって原子を壊すと、その原子(分子)は、電気を帯びた状態(イオン)になり、これが雲の「核」になっているという理論です。

 

水の分子は、極性と言って、電気的にプラスの部分とマイナスの部分がハッキリ分かれている為、プラスやマイナスの電気があるとどちらかの部分が引きつけられ集まるので、それが水の粒の「核」になるというわけです。

 

話が地球を離れて宇宙線の影響という事になると、当然、太陽の影響が表れます。

 

太陽からは太陽風と言って、電気を帯びた粒子(プラズマ)が吹きつけています。これは地球の磁場にも影響を与え、オーロラ発生の原因にもなっています。

この太陽風が、宇宙線の多くを防御する働きをしています(全てではありません)。

宇宙線は非常に高エネルギーで、直接当たると地球上の生命体は存在できませんから、太陽風は、地球の生命を守ってくれているとも言えます。

 

実際、太陽活動が活発になり太陽風が増えると、防御機構が強くなる為、地球に降り注ぐ宇宙線は少なくなります。逆に、太陽活動が低調な時は、宇宙線は地球に、多く降り注ぐ事になります。

 

宇宙線が、雲の「核」を作るのですから、つまり、太陽活動が活発になると、太陽から来る太陽風によって宇宙線がブロックされて雲は減り、太陽活動が不調なら雲は増えるという事です。

 

更に、雲は太陽光を反射しますから、雲が多いと地球全体の温度が下がり、雲が少ないと気温が上がるわけで、この理論は、地球全体の気温まで太陽活動と関連付けられます。

太陽は11年周期でその活動の調、不調を繰り返しますから、その相関については研究中のようですが、気温を決める要素は沢山ある(例えば火山の噴火による粉塵)ので、今のところ難航しているようです。

 

そしてそして・・・、宇宙線の影響、つまり太陽活動は、地震にも関係しているというのです(汗)。

 

例えば、過冷却状態の液体は、叩くなど或る刺激を与えると凍ります。何かのトリガーによって保たれている均衡状態が壊れるのです。

 

地殻のプレートについても、プレート同士が押し合い、力が均衡している状態と考えられます。

ここを宇宙線が通過していくことで、プレートを構成している分子が壊れ組成変化が起き、これがトリガーとなって、プレートの破壊やずれが発生するという理屈です。

 

この理論は、まだ研究中のものですが、宇宙線が凝結核を作る事は確かめられています。

 

天変地異を占うのに、太陽黒点(太陽活動が活発な時に表れます)を使うものが有りますね。

一見怪しげ(笑)に思える占いですが、近い将来、その科学的根拠が明らかになるかもしれません笑

 

・・・それは別にしても、何か、私達は、本当に太陽によって生かされているという感じです。

 

 

〜〜前回のクイズの答え〜〜

 

 

水素は、最も軽い元素です。

ですからH2のままでは、地球上には存在できません。地球の重力を振り切って宇宙空間へ出ていってしまいます。だから、水素を詰めた風船は、空高く上がるのですね。

 

ですから、地球上に存在する水素原子は、もともとは全て他の原子と化合物を作って存在しています。

例えば、水(H2O)とか、メタン(CH)とか・・・つまり海水や石油です。

その化合物から水素単体を取り出すのに必要なエネルギーは、燃料電池で得られるエネルギーより、はるかに大きいのです。
その、「水素を化合物から取り出すエネルギー」は、どこから持ってくるのでしょう?

「水素取り出しプラント(?)」を動かすのに必要な、莫大なエネルギーを、火力発電で賄ったら・・・。

それでもこれは、CO2を出さないクリーン(?)なエネルギーというのかなぁ・・・汗。

 

 

〜〜今回のクイズ〜〜

 

今回紹介した理論によると、古代の人類史も太陽活動に影響されていると考えられます。

 

今回紹介したような意味での太陽活動によって引き起こされ、その影響によって古人類(文明以前です)が、ある行動に出た・・・と考えられる事があります。

 

その行動は、歴史でも学習する、実際に起こされた行動です。

それはどんな影響によってどんな行動を起こしたのでしょうか?

 

これが今回のクイズです。

 

(H.G)

 

 

posted by bunbu at 13:00 | Comment(0) | 文武塾より
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