2016年04月12日

「サン・ジョルディの日」について

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423日が何の日かご存じでしょうか?

 

ユネスコでは、この日を「世界図書・著作権デー」としています。

日本でも、「子供の読書活動の推進に関する法律」によって、この日は「子ども読書の日」と定められています。つまりこの日は、世界的に「本を読みましょう」という日なんです。

また、この日は「サン・ジョルディの日」とも呼ばれています(響きが良いのか、この呼び方をする人の方が多いようです)。

「サン・ジョルディ」は、キリスト教に於ける、スペイン、カタルーニャ地方の守護聖人の名前です。

守護聖人とは、キリスト教に於いて決められた、各地域や職業の守り神のような存在です。

どんな聖人がいるかというと、例えば、

・ジャンヌ・ダルク…フランスの守護聖人

・フランシスコ・ザビエル…日本の守護聖人

・ベネディクトゥス…ヨーロッパ全般の守護聖人

・・・

といった具合に沢山の守護聖人がいて、その命日毎に、修道院等で祀られているのだそうです。

423日はサン・ジョルディが殉教した命日で、もともとはこの日にバラを贈る風習でした。

それが、何故「本の日」になったかというと、カタルーニャの本屋さんが、この日に「バラと一緒に本を贈りましょう」と呼びかけ、それが世界へ広がっていったのだそうです(もともとは本販売のキャンペーンだったみたいです笑)。

その一方で、423日は「ドン・キホーテ」の作者セルバンテスの命日であり、シェイクスピアの伝説上の誕生日でもあるそうです。

本に関係の深い日であることがこの広がりを進め、ユネスコで決めるような日にまでなったのでしょうね。

こういった日を決めて読書を意識するのは、とてもいい事だと、私は思います。

日本でもこの時期は、毎年秋に催される読書週間とは別に、日本書店商業組合連合会が各種のイベントを行っていますから、お近くの本屋さんに行くと、クジが当ったり、良い事があるかもしれませんヨ笑。

 

ところで、子供たちの文章読解力にずいぶんと個人差がある事は、いつの時代でも言われてきたことですが、最近の生徒達には、ある顕著な特徴があります。

それは、読解力が弱いというより、そもそも文章を「読まない」という事なんです(驚)。

いわゆる「ナナメ読み」の極端な形なのでしょうか、文章をきちんと読まないで、自分がすぐ理解できる(目に付く)単語だけを拾い読みし、それらを繋ぎ合せて内容を自分で創ってしまうのです汗。

 

これは、国語という科目を超えてすべての科目に支障をきたしますね。

問題文を全く違う内容で読んでしまう事も、生徒によっては発生します。

そんな生徒の状況を観察すると、問題文を「ザーッ」と読み、頭に残った印象と自分の経験とを合わせて内容を創作し、それを「自分が読んだ」と思いこむ。何か、こんな感じです笑

 

そんな場合、問題文を「音読」してもらいます(中学生でも、高校生でも・・です笑)

すると音読の途中から、「あー、そういうことねー」なんて言う言葉が出るんですヨ汗。

やはり文章をきちんと読んでいないのです大汗

 

インターネット時代、情報過多の環境ですから、少しでも速く読んで、結論だけ知ろうとする意識が働いているのでしょうか、背景は分かりませんが、こういう形の読解力不足は、論理性を失わせ、先入観と印象による感覚的な発想しかできなくなる可能性があるので、危機感を感じます。

本来、当たり前な事、「書いてある事は読み、書いてない事は創作しない」をしっかり実行してもらうよう、意識して学習を進めなければと痛切に思っています。…行間を読むのは、それができてから…ですね笑

 

さて、そんなことも考えながら、423日に向けて、生徒達には、自分が面白いと感じる本を「じっくり」と読むよう強く勧めていこうと思います。

 

〜〜前回のクイズの答え〜〜

 

縦波というのは、波が進む方向に揺れる(前後に)波です。

例えば、ゆるいバネを横に張って、片方を少しだけ押してやると、バネが縮んだ(密集した)部分が、次々と移動していきます。

これが縦波です。

 

それに対して横波は、進行方向と直角に揺れる波です。

競技場のスタンドで行われるウェーヴは、これにあたります。

横波と言っても横(左右)に揺れるという事ではなく、上下に揺れながら進むものも横波ですから、ここは、お間違えのないように笑

 

〜〜今回のクイズ〜〜

 

今回のお話で、サン・ジョルディの日は、もともとバラを贈る風習があったと紹介しましたが、そもそも何故、この日にバラを贈る事になったのでしょう?

 

これが今回のクイズです。

 

(H.G)

 

posted by bunbu at 15:46 | Comment(0) | 文武塾より
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